Blog

体感する事がすべて

 

 

 

 

体感する事がすべて

大阪淀屋橋に位置するtartarugaは、大阪市庁舎、日本銀行、大手企業会社が連立するビジネス街であり、又今中之島公園では薔薇が咲き乱れ土佐堀川を眺めながら、ゆったり食事が出来るレストランも連日賑わっております。

夏を思わるような暑さになった昨日、店内を覗かれている女性と目が合いました。
tartaruga は路面店ですのでこんな事はよくありますが、そんな時松本は気軽に声をかけます。

恐縮気味に入店された女性H様、「オーダー靴屋さんですか~?凄いですね~!」何がすごいのか( 笑)ですが、「なんか、足が痛そうやなぁ~、一度足測りましょうか? まぁ別に買わんでも良いからどうぞー 」と松本。「えー良いんですか~?宜しくお願いします!」といつも通りの計測作業。

その結果「あなたはA幅で、幅細、甲低で市販の靴の中から選ぶのは難しい足ですよ。」「だからですか?私何を履いても足が痛くて、歩き方も変なんです。おまけに腰まで痛くて…。」そこからまた歩き方のレクチャーが始まります。
H様は数々の靴に対する思い込みや、靴選びの間違いに気付き目がキラキラされていました。
「私この靴欲しいです!」「このフットプリント持って必ず買いにきます!」と言って、心なしか背筋も伸びた様にお仕事に戻って行かれました。

毎日繰り返されるお客様とのやり取りの中で、稀に足の事を熟知されている方もおられますが、ほとんどの方がH様の様な方です。

でも松本はこんな出会いをとても大切に考えております。

難しく考えないで、一度足を測ってみて、そして体感してみて…。

tartaruga  はそんなお店です(^^)

 

微調整の重要性

tartaruga はオーナーでありデザイナーの松本が作るオリジナル木型、オリジナルデザイン、専用の地下工房で手造りで製作致しております。

木型はおおよそAAAAA〜C (幅細甲低対象)10型あります。
なるべく足に合う木型をお勧め致しますが、それでもデザインカットの具合や、お客様の足の左右バランスの違いなどで、少し甲周りがきついとか、幅がきついとかが有る場合があります。

そこで重要なのが写真のように革パットを入れながら、フットプリントを睨みながらの調整です。
そして写真の様に靴の中に木型を入れたままの状態で、約6日間馴染ませの時間をとります。(恐らく他では無い作業です)
フルオーダーではありませんが、なるべくそれに近づける様、見えない所に工夫を凝らしながら試行錯誤を繰り返しております。

足にお悩みをお持ちの方は、是非一度足の計測にお越し下さい。
まずそこからはじめてくださいね!

アーカイブ